<書籍>建物ができるまで図鑑 RC造・鉄骨造

建築設備の専門書
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基本データ

タイトル  : 世界で一番楽しい 建物ができるまで図鑑 RC造・鉄骨造

著者    : 瀬川康秀[絵・文] 大野隆司[文]

出版社   : エクスナレッジ

発売年月  : 2019年10月28日

定価金額  : 1,800円+税

コスパ   : ★ ★ ★ ☆ ☆ 

情報量   : ★ ★ ☆ ☆ ☆

最新/唯一性 : ★ ★ ☆ ☆ ☆

読みやすさ : ★ ★ ★ ★ ★

わかりやすさ: ★ ★ ★ ★ ★

(見方💡)
 コスパ    : 価格に対しての満足度
 情報量    : ページ数や載ってる専門情報量(物理量)
 最新/唯一性 : 他の本には載ってない様な新しさがあるか?
           載ってる情報そのものが古くないか?
 読みやすさ   :  本の構成やデザインが見やすいか?(写真・図・表)
 わかりやすさ :  頭に入りやすい内容か?

概要

コンセプトは”図鑑”

ということで、”全ページフルカラーの特大図つき”というすごく豪華な内容です。

シリーズ化している本書ですが、今回は「RC造・鉄骨造」編となります。

”世界で1番楽しい”ということで、同エクスナレッジ社さん出版で有名な

”世界で一番やさしい”シリーズとの対比がおもしろいですね。

著者のコメントでは

「誰もが幼いころに昆虫図鑑を手にして、食い入るように見た経験」

 を建物ができる過程でも経験して欲しい

「写真ではなく、”絵”は書き手の伝えたいものを強調して伝える」

と、かなり”図鑑”のコンセプトにこだわりと情熱を感じる内容となっています。

本の構成

本書の構成はいたってシンプルです。

ただただ、建物のつくりかたを”超特大図”でどんどん紹介していく構成となっています

図はアイソメ表現で部分的に透明な表現だったり、折り重なってみえるようになっています。

はじめに
巻頭グラビア 鉄筋コンクリート造・鉄骨造をつくる材料
第1章 鉄筋コンクリート造の建物ができるまで
 00. 鉄筋コンクリート造
 01. 基礎をつくる
 02. 1階壁・2階床スラブをつくる
 03. 2階壁・屋根スラブ・パラペットをつくる
 04. 屋根防水・サッシを設ける
 05. 内外装の下地を設ける
 06. 内外装の仕上げをして完成
第2章 鉄筋コンクリート造 各部のつくり方
 陸屋根の防水工法の種類
 外周仕上げの種類
 間仕切壁の種類
第3章 鉄骨造の建物ができるまで
 00. 鉄骨造の特徴
 01. 基礎をつくる
 02. 鉄骨の建方
 03. 床をつくる
 04. 外壁を取り付ける・耐火被覆
 05. 屋根防水・サッシを取り付ける
 06. 内装の下地を設ける
 07. 内外装の仕上げをして完成
第4章 鉄骨造 各部のつくり方
 陸屋根/勾配屋根
 陸屋根-ALC屋根+シート防水
 勾配屋根-瓦棒葺
 外周壁-ALC壁
 外周壁-押出し成形セメント板
 外周壁-金属系サイディング
 間仕切壁-押出し成形セメント板/ALCパネル
 床-合成スラブ床/ALC床パネル床
 ALC用引違いサッシ

良かった点

「読みやすさ」「わかりやすさ」は文句なしの ☆☆☆☆☆5点満点です。

良かった点
① フルカラーでとにかく”絵”がデカい!!!!
② ほとんど絵なので読むのに疲れないし、見ていて”楽しい気持ち”になる
③ RC造・鉄骨造のつくりかたが良く分かる!
  (見えない部分も細かく描かれている)

ページをめくってすぐにでてくる”巻頭グラビア写真”なんか圧巻の迫力で

ビックリして声がでてしまいました。

値段もお手頃価格なのがいいところです

いまいちだった点

「コスパ」は ☆☆☆3点なので、不満足感は無く、値段相応だと思うのですが、

「情報量」はどうしても少なくて ☆☆ 2点としました。

ただ難しいところで、”絵”の表現による情報量は、他のどの書籍よりも高いので

絵に着目すればもっと高い評価でもいい気がします。

いまいちだった点
① ページ数が少ないので、絵はたっぷりあるけど少し物足りないかも
② 図鑑としてのこだわりは分かるけど、写真ももう少し付けてほしい
 (実物との差を理解するため)

まとめ

『建物ができるまでの図鑑』RC造・鉄骨造編 ということで、

専門書とは思えないほど、見やすくて・分かりやすい解説本でした。

まとめ

① RC造・鉄骨造の建物のつくり・仕組みが気になる人へおすすめ

② 建築を専門としていない人にも、建築の魅力が伝わる”図鑑”ならではの面白さ

③ 現場仕事をあまり見たことが無い、資格受験生・デスクワーカー系の人に特にオススメ

感想と独り言

最近は建築生産系の分かりやすい書籍が、たくさん出てきていて

本書以外にも話題になっている本がいくつかあります。

ただ、そんな中でも「手に取りやすい・手ごろな価格・素人でも楽しく学べる」

といった点では本書が1番群を抜いて素晴らしいと思いました。

普段は、設備の専門書紹介ばかりですが、

たまにはこういった他分野の本も刺激になってとてもオススメです。

是非手にとってみてください

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